【損した銘柄】
今年は大勝ち/大負けした銘柄がなく、ちょっとずつ勝った/負けたという感じなのですが、それでも下位にはいろいろ教訓があるんじゃないかということで書き残します。
■第3位・・・クロスプラス
この銘柄は2017年1月19日に通期上方修正を発表し、その後業績の回復とともに2倍以上になった銘柄で、その時は取れたのですが、その後業績が低迷、株価も低迷というのが購入前の状況でした。
そして2018年9月3日には上期業績の上方修正を発表、それを受けて株価も急騰、私も購入しました。
ただ買った値段が非常に高く、決算後高値の900円も私が買っているなど、急成長株の好決算ってわけでもないのになんでこんな高値を買ったのかというのが反省点です。
業績がちょっと復活するかもレベルでこんな急騰するのもおかしいですし、その高値で買ってしまうのもどうかしてるという感じです。
案の定その後だらだらと下げ続けるのですが、四季報の数字も良かったのと、あと次の決算はいいだろうという思いで決算まで持ち続け、結果として3Q通期下方修正を食らいました。
急成長株の赤字転落決算というわけでもないのに、なにを狼狽したのかPTSでその日のストップ安で少し売ってしまい、本当になにをやってるんだということでここに記録として残しておきます。
この精神面の弱さはほんと課題ですね‥。
権利日も近い優待株ということで次の日は-1%ぐらいまで戻しましたが、決算発表までの下落も大きく、損失3位にランクインしました。
暖冬で他のアパレル関連も決算弱く、早めに損切りしておけばいいのに損切りできなかったということで、反省点の多い銘柄でした。
■第2位・・・カッシーナ・イクスシー
2018年5月10日発表の1Q決算が2Q中間予想越えの好決算で、ほどなくして買いました。
その後四季報で有名な方のブログにて紹介されてたこともあり株価も急騰、そんなにいいのかということで私も買い増ししました。
ただ、そのあと2Q前に業績の下方修正が発表され、誰もが上方修正だと思っていたところの下方修正だったために株価も急落しました。
私も急落で狼狽してその日の最安値付近で大量売りし、今から振り返ってみるとまさにイナゴでした。
反省点としては、業績の推移が不安定なところは業績を読みにくいのに業績がいいと思いこんでしまったこと、あと需給の悪さとかを考慮できなかったところです。
■第1位・・・ファーマフーズ
北の達人相場に全く乗れず、第二の北の達人と言われていたファーマフーズはずっと気になっていたのですが、1Q好決算を受けて決算後に購入、決算の次の日はストップ高まで上がったのでストップ高でも買い増ししました。
ところが次の日以降はひたすら軟調で損切りもできずに今に至るという感じです。
ストップ高で買い増しが悪いとかはあるのですが、なんでこんな下がるのかは今でもよくわからないままです。
北の達人もダダ下がりですし、今はこういう、流行り廃りがあるものにひたすら広告費をかけるタイプのところはダメなのかもしれません。
あるいは単純に、一度有名になった銘柄は投げが出切るまでは需給が改善しないとか。
あと損切りできてないところが相変わらず課題ですね。
【儲かった銘柄】
■第1位・・・ 指数ヘッジ系
毎年毎年ロングショート戦略はトライしているのですが、どうも売りを持ち続けることができず、今年も前半は個別銘柄のショートもやっていたのですが、後半はあきらめて指数ショート1本でのぞむことにしました。
というのも、リスクオフの時に業績のすばらしい株が売られるのは仕方がないとして、同時に業績ボロボロな株は空売りの買い戻しで買われたりするので、むしろボラを高めるだけなんじゃと思ったからです。
個別株のショートはリスクオフの時じゃなくてむしろリスクオンの時にするものなのかもしれません。
10月〜12月の暴落局面でこの指数ヘッジが効果を発揮し、儲かった株1位は指数ヘッジという形になりました。
月ごとの成績を見ても、一度退場した3月だけマイナスで他の月は微プラスとなっており、なぜか12月が一番儲かったということからも、損益の安定化にはかなり貢献したんじゃないかと思います。
ただ、2019年は指数は強めで個別ボロボロという感じを予想しており、あまり指数ヘッジも効果を期待できないんじゃないかということで今はノーヘッジです。
【儲かった銘柄】
■第2位・・・6357 三精テクノロジーズ
この銘柄のキーポイントとなるのは、2018年3月30日に出た、「Vekoma Rides B.V.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」
というリリースでした。
このリリースにより、次の期は利益が高くなるんじゃないかという予想で、翌営業日は株価上昇。
ただ、その後出た本決算では、通期予想非開示ということで、がっかり感から株価は下落。
この辺りでこれはチャンスではと購入しました。
その後結構良い業績予想が出たことで株価は大幅上昇となりました。
私はこの辺りで売っています。
その後しばらくしてから大阪万博関連銘柄ということで大幅上昇しましたが、
これは今の私にはとれない上昇であきらめています。
ある会社がほかの会社を買収するときはチャンスも生まれやすいですが、ハズレも多いので、結構難しい印象です。
分析のための時間も必要ですし。
来年は省エネでのぞむ予定なので、こういうのはあんまり取れなくなるかもしれません。
ようやく生活が落ち着いてきたというのもあり、銘柄分析記事の投稿はたまにしていきたいと思っています。
今回はティーライフ(3172)の銘柄分析記事を書きます。
PERは12.9とそこそこ割安、PBR1.26、株主持ち分比率70.6%と、財務的にはしっかりしています。
売上は右肩上がりで伸びていますが、利益は2013年をピークに、2014年、2015年と減っています。
この原因を調べるために、会社説明会資料や決算短信などを読んでいくと、円安が原因で原価率が上がっているという説明が出てきます。
ということで、決算短信から、原価率と、ついでに広告宣伝比率をピックアップしてグラフにしました。
円安になるにしたがって原価率が上がっていることが確認できます。
原価率の上昇をどこでカバーしているかというと、広告宣伝費を減らしてカバーしているようですね。
それでもカバーしきれず、2014年、2015年の減益につながっているようです。
もし今の円高傾向が今後も続くようなら、原価率が低減するということもあるかもしれません。
また、新卒採用ページの会社説明会資料に「この先の海外展開(越境EC)に向け、テスト販売を開始」という記載があったりします。
なんか最近越境ECって流行ってますけど、これ儲かるんでしょうかね。
PERは27.0と結構高いですが、成長力の高さが魅力です。
あと財務的にもほぼ無借金経営で、その点でも安心できます。
売上および経常利益の伸びについてですが、グラフでは2013〜2015までは実績値、2016〜2018までは中期事業計画に基づいた計画値を入れてみました。
いやいや2018年はちょっとおかしいだろと(笑)。
この2018年の利益計画が達成できるのなら、現時点の株価で換算するとPERも一桁になるのでまだまだ割安だといえると思いますが、はたしてこの数字は本当に信用できるのでしょうか。
アルファポリスはゲーム事業への参入を発表しており、この分の売上として
2016年3月期:0.4億円
2017年度3月期:3億円
2018年度3月期:20億円
を見込んでいます。
(利益目標はちょっとわからないですが、書籍事業よりは低い利益率を見込んでいるかと思っています。)
「アルファポリスのヒット作の多くはゲームを舞台に描かれることが多く、ゲーム化との親和性は高い」と会社は言ってはいますが、とりあえずこのゲーム事業が失敗して2017年度には撤退すると想定して上のグラフを作り直してみます。
(ゲーム事業の撤退は特別損失で計上するとして、経常利益にはその影響を入れていません。)
この場合でも結構強気な計画であることには変わりがなく、この計画が達成できるなら現時点の株価でPER13ぐらいとなります。
さてここでアルファポリスの直近の状況について調べてみます。
アルファポリスは「ゲート」というライトノベルが看板商品で、現時点では「ゲート」関連商品の売上がアルファポリスの業績を左右すると思っています。
「ゲート」は最近アニメ化され、初回放送日が2015年7月3日でした。
アニメの公式サイトもあるのですが、使っているサーバーがしょぼいのか人気が高いのか、サーバーダウンしてて7月4日時点でつながらなくなってしまっています。
人気が高いのであればよいのですが、サーバーがしょぼいのであれば、経済産業省及び東京証券取引所による「攻めのIT経営銘柄」の情報通信業部門に選定されたアルファポリスが関わっているのに非常に情けない感じを受けますね・・。
ともかく、当面のアルファポリスの業績はこのアニメにかかっていると言えるかと思っていますので、アニメ「ゲート」の人気動向は注意深く見守っていきたいと思っています。
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