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エンカレッジ・テクノロジ(3682)の銘柄分析[2015年5月16日時点]

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    2015年5月8日に平成27年3月期決算発表があったエンカレッジ・テクノロジ(3682)の銘柄分析記事を書きます。
     
    市場 マザーズ
    時価総額 71億円
    株価 2175円
    PER 22.9
    PBR 3.7
    配当利回り 0.9%
    株主持分比率 83%
    ROE 17.0
    売上高成長率 15%

    毎年成長してはいますが、PERは22.9と若干割高といったところでしょうか。
    後述しますが、今の株価で買えるかどうかはマイナンバー関連の売上次第だと思います。

     
    エンカレッジ・テクノロジ(3682)売上&最終利益推移

    毎年売上も利益も着実に伸ばしてきています。


    この会社の注目点は、マイナンバー関連のセキュリティ対策製品「ESS AdminGate VA」を発表しているところです。

    マイナンバー制度は2016年1月から運用が開始され、それに先立つ2015年10月には国民全員に12桁の番号(マイナンバー)が通知されます。

    このマイナンバーが流出してしまっては大変なため、すべての会社はこの番号を流出させないための対策を打つことを義務付けられています。
    (流出すると経営者には最も重い場合で「4年以下の懲役または200万円以下の罰金」などが科されます。)

    流出させないための取り組みとして、国から「特定個人情報(マイナンバー含む個人情報)の適正な取扱いに関するガイドライン」が出されており、すべての会社は基本的にはこれに従った対策を打つ必要があります。

    以下、一部を抜粋します。

    ----------
    事業者は、特定個人情報等の適正な取扱いのために、次に掲げる組織的安全管理措置を講じなければならない。

    b 取扱規程等に基づく運用
    取扱規程等に基づく運用状況を確認するため、システムログ又は利用実績を記録する。

    ≪手法の例示≫
    * 記録する項目としては、次に掲げるものが挙げられる。
    ・ 特定個人情報ファイルの利用・出力状況の記録
    ・ 書類・媒体等の持出しの記録
    ・ 特定個人情報ファイルの削除・廃棄記録
    ・ 削除・廃棄を委託した場合、これを証明する記録等
    ・ 特定個人情報ファイルを情報システムで取り扱う場合、事務取扱担当者
    の情報システムの利用状況(ログイン実績、アクセスログ等)の記録
    ----------

    これらの対策をすべて実行するのは結構大変ですが、「ESS AdminGate VA」では、すべての操作を動画形式で録画することでかなりの範囲の対策を実現しています。

    このようにすべての操作を動画形式で録画して証跡を取る「システム証跡監査ツール」はエンカレッジ・テクノロジ以外も提供しているのですが、エンカレッジ・テクノロジはこの分野における出荷金額で全体の65.9%(2013年実績)を占めるなど、圧倒的市場支配力を見せています。


    また、マイナンバーの取り扱いそのものを外部委託したり、マイナンバーをクラウドサービス提供会社に預ける会社も多いかと思いますが、これらの委託を行う場合についてもガイドラインには以下のような規定があります。

    ----------
    委託先の監督(番号法第11条、個人情報保護法第22条)
    A 委託先における安全管理措置
    個人番号関係事務又は個人番号利用事務の全部又は一部の委託をする者
    (以下「委託者」という。)は、委託した個人番号関係事務又は個人番号
    利用事務で取り扱う特定個人情報の安全管理措置が適切に講じられるよう
    「委託を受けた者」に対する必要かつ適切な監督を行わなければならない。
    このため、委託者は、「委託を受けた者」において、番号法に基づき委
    託者自らが果たすべき安全管理措置と同等の措置が講じられるよう
    必要かつ適切な監督を行わなければならない。
    「必要かつ適切な監督」には、^兮先の適切な選定、委託先に
    安全管理措置を遵守させるために必要な契約の締結、0兮先における
    特定個人情報の取扱状況の把握が含まれる。
    ----------

    要約すると、委託先がどうマイナンバー流出防止のための対策をしているかチェックしないとならないということです。

    エンカレッジ・テクノロジはこれに対応可能な製品も出していて、こちらこちらでリリースを出しています。
    簡単に説明すると、委託先のシステム運用を委託元が監視できる仕組みです。


    中長期的にはこのクラウドサービス事業で全社売上高の30%を目指すとありますが、今期会社予想では5000万円程度しか見込んでいません。
    そのため、成長にはある程度時間がかかる可能性もあります。
    ただ、市場規模としては膨大なため、うまくいくならかなりの成長が見込めます。

    儲かるかどうかは別として、ロマンを感じる銘柄です。
    | たくどん | 22:07 | - | trackbacks(0) |

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